効率的に情報を得る読書法とは?:【本の感想】王様の速読術

速読術のタイトルがつけられていますが、一般的には読書術に分類されると思います。
速読というと、目を動かす訓練なんかを想像しますが、ああいう修行パートはない本です。

冗長な部分が多いとも思ったのですが、目的がわかりやすい本ですし、読書術の本を読んだことある人なら知っているテクニックも多いと思うので、必要な情報をピックアップして読むのにそれほど時間はかかりません。

ちなみに、こちらの記事では具体的な方法はまとめてませんので、「この本で紹介されている方法を手っ取り早く知りたい!」という方はスミマセン。


「短時間に必要な情報を獲得していること」が目的

この本は、早く読むことではなく、早く情報を獲得することを目的としています。

本を読む目的は、本を読むことではなく、情報を得ることである、というのは分かっている人も多いと思います。
一方で、その情報を得るためにより効率的な方法を考えてみよう、というところまで考える人は意外と少ないのではないでしょうか。

大量の情報を仕入れなければいけないという必要に駆られれば効率的にならざるを得ないので、社会人になって勉強が多い環境に身を置くと自然とこういう考え方も出てきます(というかそうしないと対応しきれない)。
しかし、若い学生さんや本を通した勉強があまり必要ない社会人は、意外と非効率的に本を読んでいたりしないでしょうか。
何を隠そう若い頃の私が、そういうタイプだったわけなのですが…。

若いうちに「効率的に本から情報を得る」という考え方に気づくと、その後の人生において非常に役に立つので、読書術の最初の本としては良い本だと思います。
軽い本なので、学生さんへのプレゼントなんかにもいいかも。

さらに、本(文章)の種類にあわせた方法を紹介しているので、これまで読書術関係の本を読んだことある人や、独実の読書術法を編み出している人も、さらに自分の読書生活を良くするヒントがあるかも。

受け取れる情報は、自分の意識とこれまでに培った知識のレベルに左右される

本書で紹介するテクニックを使えば、確かに本の内容を30分で把握することができそうです。
でも、そのときに邪魔になるのが、「情報の取捨選択が正しいのか」という不安。
私みたいな物を捨てられないタイプの人は、絶対こういう不安を持ってる人が多いですよ!
だって必要なものかどうか自信がないから、「とりあえず取っておこう」で物を捨てられないんですもん!

でもこの本で書かれているように、「受け取れる情報は自分に応じた内容である」と考え方を変えると、こういう不安はかなり減りました。
この考え方は、本と私の関係性が今までの考え方とは全く逆なんですよね。

「情報正しく取捨選択できているのか」という不安は、つまり本の情報を取りこぼしてはいけない、と考えているわけです。
でもこれって、本のほうが主体になっちゃってるんですよ。本のほうがえらい。本様から情報をわけていただく。それをすてるなんてとんでもない!

でもこの本はその立場を入れ替えています。
今の自分に使える情報を拾い上げる。今の自分に利用できて必要な情報を、本から吸収する。
だから、本から吸収できなかった知識は今の自分には「利用できない」か「必要ではない」ので、とりあえずはいったん置いておいても問題ないのです。

本探しは、自分の目的を具体的にする旅

この本はいかに「主体的に本と関わるか」を教えてくれます。
そして主体的に関わるためには、自分が何を求めているかが明確でないといけないのです。

仕事で本を読むとなるとこういった目的って非常に明確なんですが、趣味や人生を豊かにするために、といった漠然とした目的だとなかなか難しい。
でもこういった目的の本って、人生において「緊急ではないが重要である」領域に入るので、充実させていくのは大事だと思うんですよね。

本と主体的に関わることは、良質のアウトプットへと繋がります。
本を「使える」ようになるのです。



上手に使えるようになるには練習あるのみ。
幸い実用書の類は読むのが好きなので、これからちょっと意識して本を読むペースを上げてみようと思います。
後ブログでのアウトプットが、本を「使える」ようになる第一歩かなと思うので、できるだけ記録していきます。
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