手帳に使うペンを1色にして脳の負担を減らしてみた Akari

手帳に使うペンを1色にして脳の負担を減らしてみた

手帳が好きで手帳術の本をいろいろと読み、これまでは多色ペンを使って記入していました。
その数約7色(多少の変動あり)。
しかし最近なんだか使いにくさを感じたので、思い切って色分けをやめて一色にしてみたら使いやすくなったんです。

きっかけは「なんだか使いにくいなあ」という不満だったんですが、手帳に使うペンを一色にすることで、脳の負担を減らすことができました。

これまでの手帳の使い方

手帳セラピーを基本とした多色ペンの使用

私がこれまで基本にしてきたのは、さとうめぐみさんの「手帳セラピー」です。


手帳セラピーでは4色のペンを使い分けることが推奨されていて、ペンの色を使い分けることで、自分の予定や行動が把握しやすくなる仕組みになっています。

私が使用していたペンの色は、基本の4色から試行錯誤を重ね、最終的には7色になっていました。

趣味としての手帳術

7色のペンを使っていたとき、私は自分の手帳を「趣味の手帳術」と説明していました。
なぜかというと、利便性よりも手帳の「使いこなしている」感を優先していたから。

多色ペンを活用することで、確かに、手帳は見やすくきれいになり、書き込みが多くなったので「使いこなしている」感じがでていました。

しかし色々と不便な面もあったんです。

予定を書きとめるときに多色ペンだと不利なこと

私が手帳の記入に多色ボールペンを使っていて不満だったのは、「ひと手間が増える」ことが多かったからでした。

ペンが多くて手帳にすぐ予定を書き込めない

私の場合は7色使っていたので、手帳とは別にペンケースを携帯していました。
そのため、すぐにペンが取り出せないような状況だと「後から予定を書く」という余計なタスクが増えることがありました。

小さなタスクなんですが、これが意外と仕事の効率を圧迫するんです。
「後から書く」ということそのものを忘れるリスクもありました。

ペンケースを忘れて、その日1日手帳に書き込みができなくなるということもありましたしねw

仕事が増えて、手帳に書き込むタイミングが増えていくにつれ、「手帳にペンを挟んでおけばよかったなあ」ということが増えてきたのです。

ペンの色の切り替えに迷う

自分の好きな色の組み合わせを作れる、多色ボールペンセットを使ってみたこともありました。
よく使う色だけ組み合わせて、手帳と一緒に携帯すれば最初の不満は解消できると思ったんです。


でも新たな不満が出てきました。
それは、「記入するときに色を切り替えないといけない」こと。

手帳に記入するたびに「正しい色を探す」「手元で色を切り替える」という2アクションが必要で、そのたびに「ちょっと面倒だなあ」という小さなイラつきがありました。

どちらの色で書くか迷うことが増える

仕事やプライベートでの雑用が複雑になってくるにつれ、「どっちの色で書いたらいいのかな?」ということが増えてきました。
この場合、手帳セラピーとしては自分が感じた色で書けばいい、というのが正しい方法です。

ただ、この一瞬の迷いが何度も何度も出てくると、それもまた小さな不満として気になりはじめたんです。

人前で色を切り替えるのが恥ずかしい

忙しいときにはスケジュールがドミノ倒しのようにずれていくことがあります。
そんなときには、プライベートの予定も含めて手帳を修正していくのですが、そのときに人前で色を切り替えて手帳に記入するのが、なんだか恥ずかしい。

だからといって「後で変えておこう」なんてすると、それもまた一つタスクが増えるので面倒ですし。

脳の仕組みと多色ペンの相性の悪さ

手帳に多色ペンで記入をするという方法が、どうも自分に合いそうにないぞ…ということにうすうす気づき始めた頃、1冊の本を読みました。

それが「仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方(著・宇都出 雅巳)


この本では、仕事のミスを誘発する原因として、脳の「ワーキングメモリ」という仕組みの特性を説明しています。

関連記事:
脳の癖を知って仕事を効率化させる方法:【本の感想】仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

そして、この仕組みと多色ペンの使用が非常に相性が悪いということに気づいんたんです。

ワーキングメモリの仕組み

ワーキングメモリというのはざっくりというと、「一時的にメモ」をするための場所。
容量に限界があるため、容量が限界のときに新しいメモを書くと、古いメモは蹴りだされてしまい、しかも私たちはそれを自覚できません

そのため、ワーキングメモリをいかに効率的に使うか、無駄に容量を使わないか、というのが大事になります。

多色ペンの使用とワーキングメモリの負担

多色ペンを使うと、確実にワーキングメモリに与える負担は増えます

ワーキングメモリの負担になる例:
 書き込む用件と色を紐づけ
 該当の色を探す
 手元でペンの色を切り替える

私が「なんだか面倒だなあ」と思った微妙なイラつきポイント。
それは全部、ワーキングメモリが浪費されている瞬間だったのです。

1色にして良かったこと

手帳に記入する行程がシンプルになって記入しやすくなった

手帳を活用するためには、「どんなことでも」「こまめに」記入することが大事。

手帳に使う色を一色に減らしたことで、
「手帳にメモをしたい事が起こる・思いつく」

「手帳に記入する」
という過程が非常にシンプルになり、結果として手帳へ記入する内容も機会も増えました

荷物が減ってペンを忘れることがなくなった

これまで別に持っていたペンケースはやめて、手帳にペンを1本挟んで持ち歩くように変更しました。

そのため、手帳を持ち運ぶときにペンを忘れていることに気づきやすくなり、手帳とペンを常に一緒に携帯できるようになりました。

1色にして不便になったこと

使う色を減らしたために、不便になったことももちろんあります。

ワークライフバランスが一目でわからない

一番変わったのはこれ。
今までは「仕事=寒色系、プライベート=暖色系」で色分けしていたので、一目でワークライフバランスが分かるようになっていました。
そのため、「ちょっと今週は仕事が忙しいな」とか「プライベートに時間かけすぎだな」というのが分かりやすく、こまめに調整することができました

しかし、書き込みが一色になってしまったことで、ワークライフバランスを一目で把握するのは困難になってしまったんです。

現在、その解決策として「手帳を見ながらスケジュールを組む時間をしっかりととる」ことを意識しています。
手帳術の元祖ともいえる「フランクリン・プランナー」の関連書籍でも、スケジュールを見直す時間の重要性は書かれているので、新しい手帳の使い方としての方向性は間違っていないはず。


手帳が殺風景になった

スケジュール管理としての本質とは関係ありませんが、「開いて何かつまらないなあ」というモチベーション面でのデメリット

これはもう、シールでもなんでも貼って対策したらいいかなと思っていますw
季節に合わせたシールを買ってきて、自分でレイアウトするのも楽しそうだし、ちょっとしたイラストを描くのもありかな。



この記事を書いていて、ふと思い出したのがアップルの創始者スティーブ・ジョブズ。
彼は常に同じ服を着て、日々決断する内容を一つ減らしていたそうです。

手帳のペンを一色にするというのも、本質的には同じこと。
むしろ、1日1回しか決断しない服より、1日何回も決断が必要な手帳への記入という行為を変えるので、そういう意味ではより影響は大きいといえます。

関連記事

ペン一色で記入する手帳を楽しくするアイディア
手帳を一色で記入するようになってから半年。
「見た目が殺風景」というモチベーション面での問題を解決するべくマーカーやシールを使っていたら、なかなかいい感じで使えているので、具体例を紹介しています。

スポンサーリンク

4 件のコメント :

  1. 手帳に使うペンの色分け方法で悩んでいた私。
    このブログを読んでスッキリしました。
    もう迷いません。私もペンの色を1色にします。
    気づきを与えて下さり、ありがとうございました。

    返信削除
    返信
    1. せっぽさん
      参考にしていただけたようでよかったです!
      手帳の絵面が本当に地味で残念になりますがwそれ以外の面ではとても便利になりましたので、ぜひ試してみてください!

      削除
    2. あかりさんへ
      1色にしてから仕事に集中できます。
      ありがとうございました。
      ちなみに下記のブログにある赤鉛筆用ホルダーも便利ですよ!
      1色ペンとこのホルダーの二本持ちです。
      http://kazu-eng.hateblo.jp/entry/20151205/1449291527

      削除
    3. せっぽさん
      鉛筆がそのままの細さで使えるのは便利そうですね。
      今は色が優しい蛍光ペンのマイルドライナーを併用しているのですが、鉛筆を書いた時の感触も楽しいので、次に買い替えをするときに検討してみたいです!

      削除