個人的な上咽頭炎と副腎疲労の記録 その3:上咽頭炎治療開始~小康状態になるまで Akari

個人的な上咽頭炎と副腎疲労の記録 その3:上咽頭炎治療開始~小康状態になるまで

個人的な上咽頭炎の治療についての経過です。

とはいっても、もうかなり前の話で時系列がだいぶ怪しいので、「こんな感じに治るパターンがあるんだな」という参考程度にしてください。
あと思い出とか「こうすればよかった」的なことを取りとめもなく書いているので、かなり長いです。


Bスポット治療発見~治療に行くまで

前回書いたように(個人的な上咽頭炎と副腎疲労の記録 その2:病院めぐり)かなり長い間違和感があったのですが、病院に行っても一向に良くならないどころか異常なしだと言われるし、困ったな困ったなと思いながらも、時折検索して同じ症状の人がいないか探していました。

そして見つけたのが下のブログ。
Bスポット治療-POPLOG
実は手作り石けんのフレグランスオイルを販売されている方で、私も良くお世話になっているお店でした。

2007年頃から違和感があって2014年の夏にこのブログを見つたので、ここまでで病歴は7年。

そしてBスポット治療という用語を知ってから実際に病院に行ってみようとするまでには、2ヶ月ほどの間がありました。
なぜかというと、「「Bスポット治療」という名前が変な名前だし、古い治療法だし本当に効くのだろうか?」という治療面への不信感と、「これでまた何もなかったら本当にどうしよう」という7年間の間に積もり積もった日本の医療への不信感と不安があったからです。

そしてしばらく行こうかどうか迷って2014年の夏。
1週間のイタリア旅行でチーズを食べまくって帰ってきました。
後々わかることですが私の上咽頭炎は乳製品を取った後に明らかに悪化するので、チーズを毎日食べるとか今ならありえない話なのです。

実際、病状がかなり悪化していたらしく、その日にあった友人に「戦争映画で死にかけの人ってチーズの腐った匂がするらしいんだけど、それってこういう匂いなのかなと思う」「衛生兵ーーー!!って叫びたくなるから病院に行ってきな」と言われました。

主観としては、その時はそこまでつらく感じなかったんです。
小康状態のときに行って「なんでもない」と言われたら困るから、もし病院に行くならできるだけ状態が悪化してるときに行きたいな~と思っていたのですが、「今までにないくらいやばい」と何度も言われたので、そこでやっとBスポット治療へ行くことにしました。

この時選んだ病院は、大阪の有名な「田中耳鼻咽喉科」。
ネットで調べて一番近くの病院だったという単純な理由でした。

田中耳鼻咽喉科での初回治療

あまりにも友人や家族から「やばいって」と言われたので、すぐに不安半分期待半分で田中耳鼻咽喉科に行くことにしました。
まず電話で聞いてみたのですが「直接来て診察を受けてください」とのことで、予約もせずに病院へ。

田中先生には「HPで読んだのだけど慢性上咽頭炎なのではないかと思う」ということを(否定されると悲しいのでかなり予防線を張りながら)伝えて、Bスポット治療をしてもらえることになりました。

この時どんな治療をしたのか、どんな会話だったのか詳しくは忘れてしまったのですが、「何か検査をしているのかな?」と思ったら、既にBスポット治療が開始されていました。

すぐに先生から「この状態で今まで何も言われなかったの!?」と驚きの声。
「耳鼻科も内科も何軒も回りましたがアレルギー性鼻炎か異常なしでした」と答えると「ええー」とまた驚いた声。その間にも田中先生は鼻と口の奥を擦りながら、「うわーひどいなー」と言われていました。

それから「ほら、こんな状態でしたよ」と見せられたのが、赤黒い塊。
最初何かわからなかったのですが、それが喉を塗っていた綿(咽頭捲綿子に巻き付けられた綿)が、どす黒い血で染まったものだということに気付きました。
それ絞ったら血がしたたり落ちますよね、というくらい、完全に染まってしまった綿。
「あんなに大きな綿が染まるくらい出血するんだ」とぞっとしました。

そこで初めて、病名「慢性上咽頭炎」が付くことに。
これまでつらかったのは、病気だったからなんだ。私が頑張れなくて我慢のできない人間だったからじゃないんだ、と帰り道で泣いたことを覚えています。

この時の治療の痛みですが、3日くらい血が出て鈍痛が続きそれが収まった後もひりひりした痛みが5日ほど残りました。

---2014年 夏---

田中耳鼻咽喉科での治療開始

病名が付いたということで、早速通院を始めることにしました。
出来るだけ頻繁に通ったほうが良いとは言われたのですが、私はこのとき平日は忙しくて動けず、土曜日のみ治療することになりました。

治療を開始してから2週間ほどして、「妙に足元がふわふわする」ということに気付きました。
歩いていても、地面をちゃんと踏んでいないような妙な感じ。
更にそれから2週間ほどすると、今度は人の声が聞こえにくくなり始めました。
そのうえ、頭の回転が悪くなったような「ぼーっとする」ことが増えていきました。

今考えると、これらはおそらくめまいの一種だったのだと思います。
治療を始めて耳の方へも影響が出たのではないでしょうか。

そして治療を始めて2ヶ月に立たないうちに私の生活が破綻してきてしまいました。
週1回通っていたのですが、土曜日に通院すると実質週1日しか休めず、平日の疲れが取れなくなってしまったからです。
この時点で上咽頭の痛みはさほど弱まってはおらず、むしろめまいの症状が出始めていて「体が変化している」ことはわかったのですが治療が進んでいる実感がないことも、通院へのモチベーションを下げていました。

せめて近場で治療が受けられれば…とまたしても検索開始。
そして偶然にも、その前の月からBスポット治療を始めたという病院を見つけることが出来ました。
田中先生に「大阪まで通うのがつらいので、京都の病院に移りたいです」と電話で伝えたところ、「治療は同じだから大丈夫でしょう」許可をもらうことが出来たので、京都の病院へ通院を始めました。

--2014年 秋---

京都での治療開始+マスクをつけ始める

改めて京都での治療を開始。
この病院の先生は、大阪でBスポット治療をされている先輩が「手が回らないから京都からの患者を診てほしい」ということで、治療を開始されたとのことでした。

あまり治療の経験はないとのことでしたが、こちらの訴える症状を親身に聞いてもらえる先生で、塗れていないと感じたときは何度も塗りなおしてしてもらったりしていました。

できるだけたくさん通ったほうが良いことは知っていたのですが、体力の関係で週1回通うのが限界。
しかし幸運なことに、翌年の春に職場が病院の近くに移転し、週に2~3回通えるようになりました。

---2015年 春---

それから基本は週に2回、調子の悪い時にはさらに回数を重ねて通うことで、少しずつ治療が進んでいきました。
ただ、思っていた以上に治療の進みが遅かったのと、「なんか痛い場所に当たってない気がする」ということがずっと気になっていました。

とはいえ、私もうまく先生に言えず(言えば対応してくれる先生でした)、ドンピシャで当たってはいなくても、確かに痛いし血は出ているし…ということで、このまま治療すればいいかなと思って通い続けました。

なお京都に転院してしばらくしてから、「慢性上咽頭炎には乾燥が大敵」というのを知って、それからずっと室内でもマスクをつけ続ける生活をしました。
マスクを外すと明らかに鼻の痛みが強くなったので、その後2年間夏でもマスクをつけ続けましたが(マスクが流行っているときで良かった…)、鼻の痛みがなくなってからやっととることができました。

痛みはなくならないのに血がつかなくなった

京都の病院で通院を続けて1年ほど経過したころ、徐々に血がつかなくなってきました。
しかし鼻の痛みは残っていたままで、先生と「治ってはいるはずなんだけどなあ…?」と首を傾げていたんです。
治療が完全に停滞状態でした。

そして思い切って「先生、できるだけ上の方を塗ってみてください」とお願いすることに。
先生もやってみましょうと言ってくださって、「このあたりかな?」「もっと上です!」「この辺りが限界だよ?」「限界までいってください!」「本当に大丈夫?だめなら言ってね?」「大丈夫です!!」と言ったやり取りを何度か繰り返して、とうとう「ずっと痛かったところ」に薬が当たりました。

その瞬間、目の前が真っ暗になって音が消えました

何が起こったかわからなかったんですが、徐々に「ああ、痛すぎると視覚と聴覚って遮断されるんだ…」ということに思い至りました。
そして、咽頭捲綿子には真っ赤な鮮血が。
「先生、ここです!ここをお願いします!」とその日から「できるだけ上の部分を塗る」治療を始めました。

この話を人にすると「1年無駄だったの?」と聞かれるのですが、私はそう思いません。
というのも、周りをある程度治してから本命を叩きに行ったので、「ここ!」というのがわかりやすかったんです。
あと単純に、周囲も痛いのにさらに本命を叩いてたら痛みで気絶してたかもしれません。

---2015年 秋---

乳製品をやめる

先生にお願いして、毎回「もっと上で!!」と言って塗ってもらうようになってから、良くなるスピードも上がり、時々「今日は鼻が痛くないかも?」という日が出てくるようになりました。
でも、油断すると急にがくーんと体調を崩したりして、体調の乱高下が激しくなり始めたのもこの時期です。

人間不思議なもので、低調なところにずっといると「それが当たり前だ」となるんですよね。
でも、治療が進んで体調の良い日が増えてくるにつれて以前の「当たり前」がだんだん「これは体調が悪いんだ!」ということに気付いて、逆にしんどくなってしまうんです。

ということで、良くはなってるんですが結果的にあんまり楽になっていないという日が続き、いつ体調が悪くなるかを把握しないと、いつまでたっても急に体調を崩すことにおびえないといけないということに気付いて、徹底して生活を記録することにしました。

起床と就寝時間や、食事、トイレの記録、掃除の有無、感情状態…などなど、ありとあらゆる気づいたことを書き続けて気づいたのが、「乳製品を食べると数日後に調子が悪くなる」「特にチーズは大体倒れる」ということでした。

私は乳製品が本当に大好きなので最後までこれを認めたくなかったのですが、試しにしばらく乳製品を断ってみたら、これがもうびっくりするくらい体は軽い体調は崩れないしで、認めないわけにはいきませんでした。

ちなみに乳製品に関しては一般的なアレルギーテストを行って、陰性という結果を得ています。
いわゆる「遅延型(遅発型)アレルギー」というものかと考えていますが、今の医学としては受け入れられていない概念のようなので、あまり断定的には言い切れません。
また、その後仙台に行った際に堀田先生に「乳製品を取ると調子が悪くなるらしい」と相談は軽くしましたが、いまいち肯定的な反応がなかったのであまり一般的ではないようです。

あとこの頃から、なぜか治療後ざーっと血の気が引いたような寒さを感じることがありました。血管に氷水を入れられているような感じ。
これまで交感神経優位だったのが、治療が進んできて、やっと副交感神経が優位になるようになったのかなと思います。

---2015年 冬---

セルフBスポット治療を始める

乳製品も断って、毎回視覚と聴覚を強制シャットダウンされる治療を続けるうちに、確かに「良くなってきている」実感を感じていたのですが、なかなか「良くなる」という状態にまで行かないことにもどかしさを感じていました。

そんな時、セルフBスポット治療をするために薬を分けてもらったというブログを発見。
ちょうど3連休をとれたので、さっそく仙台に飛んで受診することにしました。

堀田先生は最初はちょっとそっけない先生に見えるのですが(多分真剣に患者のお話を聞いているからそう見えるんだと思います)、治療を始めるととても親身になってくださる優しい先生。
しかしその治療法は、ごりっごりの擦過方法

「もうなかなか良くならないし、どんな治療法でも受ける!」と思って仙台に飛んだ私でしたが「ちょちょちょっと待ってーー!?」と頭の中で叫ぶくらい、激しく痛い治療でした。
案の定、先生が擦った後は血がだらだら。
それを見て、「あ、意外と完治まではまだかかるな」と気づきました。

私はだいぶ痛みに慣れているしということで、その場でセルフBスポット治療を教えていただき、塩化亜鉛と綿棒を持ち帰りました。
その日から朝晩毎日塗るように…と言われて、最初の2日ほどは頑張ったんです。
でもいつまでたっても鼻の中は鮮血だらけで「これ、傷口えぐってない…?」と思うほど綿棒を入れれば痛いし動かせば痛いし擦れば痛いし血は出まくるし…ということで、3日目くらいから1日1回に減らしてしまいました(お勧めしないけど本当に痛かったんです!)。

それで5日目くらいかな。
いきなり喉の奥からごぼっと血の塊が出てきて(普段出るようなのではなくて本当に大きな塊)、それからびっくりするくらい鼻の調子が良くなりました。
なぜかその日からセルフBスポット治療も(そこまで)痛くなくなったので不思議です。

---2016年 3月---

その後

セルフBスポット治療を始めてから1ヶ月ほどで血があまりつかなくなり、2ヶ月もたつと血がつかない日も出てくるようになりました。

それでも綿棒を入れるとしみて痛い。
そしてなぜかかさぶたのようなものは相変わらずついている。

ということで、田中耳鼻咽喉科へ行って「治療をやめるべきかどうか」の相談をしに行きました。
その時に言われたのは、「綿棒を入れてもしみて痛いなら治療を続けるべき」「治ってもかさぶたが出て続ける人は一定数いる。原因は謎。物理的に取り続けるしかない」。

そんなわけで、今も2~3日に1回くらい鼻の奥をつついて、かさぶたを取っています。
私の現状は大体↓の記事の前半に書いた通り。
無理をしなければフルタイム働けますが、まだ他の人よりは体力がない感じです。

上咽頭炎の治療について(個人的経験談


※この記事を書いているのは医療従事者ではなく、ただの患者です。
※内容はあくまで自分が経験したことと自分なりに考察したことですので、他の方に適用できるかはわかりません。


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